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美しさの経年変化と、感覚を信じること。

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バタバタとしているうちに金曜日が過ぎ、滋賀県は雪模様の土曜日。
今年は冬の天候が安定せず、振り回されることが多い年だなぁと。

ドイツに行ったのはもうすごく昔の様ですが、今回はパッシブな建物だけで無く歴史的なもの、巨大なものなどを見る事ができました。幾つかを紹介していきたいと思います。

ヴァイセンホーフ地区という、白い家を意味するこの名の街区の入口に建つ、コルビュジェ設計の共同住宅というか二世帯住宅というか、兎に角プランが鏡返しされた住宅。

設計はなんと85年前。日本の暦だと昭和2年。いなかのおばあちゃん家に行くイメージかなと思って、マジマジと見て、
「わぁ、カッコいいな!」と思いません?

当時の技術の最大の革新だったメルセデスのパンフレットにのっているのだけれど、
この建物は飛び抜けて垢抜けていた。

建築学にも深く無く、コルビュジェにも疎い僕なんかは全くわかってないんだけれど、85年経っても何かしら語りかけてくるエネルギーの凄さに唯々脱帽。

当然、天才なんだろうけれど、僕たちにも美しいと思える感覚があるのだから、気持ちに逆らわずに今できる仕事のなかに感じて作っていきたいと心の底から思った。

見れるチャンスがあればぜひ見て欲しい建物の一つだと断言します!