STAFF BLOG

断熱プリーツスクリーンを設置しました。

画像6

燃費ナビでもおなじみの「断熱プリーツスクリーン」ですが、ついに我が社にも設置することができました。構造躯体と一体化している窓の仕様を変更するのはコストや期間がかかりますが、工事のできない環境、例えば介護をしておられる部屋の窓や、夜勤で寝起きする部屋の窓(工事がしにくい)、予算がなくどうしても窓を交換することができない等の場合ですね。実際は物理的には可能ですが、あらゆる事情によってそれが不可能だった場合には、非常に有効な方法でU値がかなり上昇します。

冬の使い方はこうです。得てして性能の悪い窓は日射取得は良いと思われます。日中は方角さえ良ければ燦燦と降り注ぐ太陽の恩恵をうけ、日が落ちると断熱プリーツスクリーンを下ろし、熱の流出を抑える、しかし結露には気をつけないといけませんね。

しかし、夏の使い方を私ははっきり理解していません。昼間に閉めて、夜開けて帰るような方法です。内部側にあるために日射遮蔽は不利になると思われます。窓内側と断熱プリーツスクリーンの間の熱せられた空気が断熱効果が出て、室内に熱が流れこむのを防いでくれそうです。そんな使い方をしてこの夏実験したいと思います。 

こういった低性能の窓の改修には一般的に「内窓」をされる場合が多いと思います。夏見的には内窓の気密性能と夏季の中間層の空気の入れ替えをいかにスムーズにするかが大きなポイントになると思っています。前者は結露、後者は排熱での内部空間への熱の流入を防ぐということです。

しかし気密に関しても、中間層の熱の排出も簡単には行きません。森さんや松尾さんのスタディを見て自分なりにやってみたい仕様があります。

①外部は樹脂アルミサッシ単板ガラス~滑り出しなどの形状での隙間開放(網戸付き)
②外部より内部のサッシを一回り小さくし、額縁の様な枠を設け、空気溜まりになる「角」を作らない
③②の額縁は樹脂製とし、シーリング他で気密を保つ 
④中間層に断熱プリーツスクリーンを設置
⑤内部サッシは樹脂製~ペアガラス

改修での手法ですが、断熱を少しでもよく出来るのではないでしょうか。