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ドイツと日本の施策の差に驚きました

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本日は東京・六本木にて、日独サスティナブルフォーラムに参加して来ました。日独の政治レベルの方からリノベーションの先達、ストックを流通させるため のインスペクションの仕組みを普及推進まで、多種多様な意見を聞くことが出来ました。
ドイツ連邦政府・国土交通省・持続可能な建築部・事務次官(長い)のヘグナー氏の話しは、具体的且つ実施可能な非常に数値的で現実的な はなしてあり、日本では全く夢物語のような凄いレベルのお話でした。

日本で行われていることは間違ってはいないと思います。しかしまだまだ思想の段階であり、どんどん置いて行かれるような気がして、気が遠くなるような錯覚を覚える程でした。

ヘグナー氏に対してファシリテーターの村上敦さんが「既存建物の改修を国が決め、インセンティブを出すとなった時、新築業界の反発はなかったのか?」との問に、「全くなかった。それよりもビジネスチャンスと捉え、新製品の開発に注釈した。そこで現在の高性能サッシが多数生まれる結果になった。既存建物を覆いかぶさる様にする断熱改修の方法も元は新築ハウスメーカーの発案で実際にそのメーカーが行う。」その言葉が印象的でした。

更にヘグナー氏は、「家はもっと長く(100~150年)使われるべきであり、時代や家族構成に柔軟であるべき。そういったしくみが出来るように施策すべき」とこれも本当にごもっともな話しでした。

パネルディスカッションでは、村上さんのリードで各分野での「幸せとは?」という形で各々の立場での提案があり、非常に興味をそそられました。メモもたくさんとったので次回でも書きたいと思います。

怒涛の出張ラッシュが終わりました!ありがとうございました!