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消費税駆け込みとこれからの仕事

ご無沙汰ブログとなりつつある今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか?
さて、消費税増税の経過措置としての指定日を過ぎ、一段落した方も多いと思います。
これで、時間稼ぎができるのですが、実は勝負はここからだと思います。
これからは基準日となる来年4月1日までに引き渡しベース
(新築なら住民票を移す)までの戦いになって来ます。

しかし、皆様が感じられているように「職人さんがいない!」のです。
今日もバブル期を経験した先輩からお聞きしましたが、
約束が守ってもらえない怖さをあの時と同じように感じている、とのことでした。
わざとではなく、どうしても来れないのだと思います。
後継者のいない高齢な職人さんが不況の時にやめてしまったのも事実ですが、
私はやはり「後継者と作れない程に値切ったり、追い詰めたりした」
かも知れないと思うのです。
一般的な市場の人件費と、材工共の価格は競争になった場合に人間の手間を
割り引くことが多いと思います。

不況時には更に低コストのお家を量産し、作業量は膨大になりながら、
収入が減るというとんでもない状況が続いていたのだと思います。
ここに来て、一瞬で売り抜けるべく、沢山の家を量産しています。
またしても仕事ばかりが多くて儲けるどころか疲弊するばかりです。
適正な価格で、適正な環境を作るのは、建築屋としてお客様に対しても、
しっかりお願いすべき事象になって来ているのでしょうね。

しかし、職方さんも良いわけではありません。
いかに後継者を育てられる環境が作れるのか?
そういう視点も必要なのだと思います。
どちらが悪かった!という論争ではなく、
ここらでお互いに協力しあって次の世代について
考えていくべきだろうと思います。