STAFF BLOG

90年に一度の体験したことの無い事態・・・

IMG_9446

まれに見る大雨でした。たまたま北海道にいてほとんど実体験をしていないのですが、滋賀にいる、スタッフより逐一のメールを頂いていました。どんどん降る雨と増していく水位は、テレビでは感じることのない恐怖だったそうです。

滋賀県は温暖な、災害(特に自然災害)が少なく、防災意識も低いですが、それは長年大災害に遭っていない良い条件の土地なのです。最近は彦根を中心とした
琵琶湖北東部の地震リスクばかりが取り沙汰されていますが、とうとう身近に水害がやって来てしまいました。地震に強いお家を地域の皆様に供給していこうと思っていた矢先に、この状況を見て、更に考慮すべき事象がたくさん出てきました。

一つは、GLの設定です。今回実家は被害を免れましたが、隣の農業小屋は完全に水没しました。高低差約1メートルほどです。実家は川沿いなのですが、川の土手と同じ高さに建っていますが、その物置は約1m低い位置にありました。40数年前の川の土手とはいえ、あらゆる歴史を考慮して作られているのであろう、それは、水が超えることの無い高さだったと思い知らされました。建物のGLは近隣を見て設定すべきだと感じました。

もう一つは、シャッターを設置するということです。今回も台風の風は普通のものですが、ある条件で台風の来る前に竜巻のような現象が起こっています。そして割れたガラスや鏡、瓦や、果ては自転車などが、窓を通じて室内に入って来ています。滋賀県はもとからシャッター率は多いですが、今後ますます増えると感じています。

しっかり設計していきたいと思います