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住まいの断熱③断熱材はどれくらいいれるの?

 

日本における高性能な住宅の断熱材の量は、建物の種類や地域の気候条件によって異なりますが、一般的な目安としては以下のような基準があります。

 

①壁:断熱性能の高い材料(例:グラスウール、ウレタンフォーム、セルロースファイバーなど)を使用し、厚さ100〜150mm程度が一般的です。ただし、北海道や北日本などの寒冷地域ではさらに厚くすることが推奨されます。夏見工務店ではグラスウール換算で285mmを標準としています。

 

屋根:同様に高性能な断熱材を使用し、厚さ200mm以上が一般的です。特に屋根は熱の逃げやすい箇所なので、十分な厚みが求められます。夏見工務店ではグラスウール換算で390mmを標準としています。

 

 

③床:地面からの熱の移動を防ぐために、床下に断熱材を敷くことが一般的です。床の断熱材の厚さは壁や屋根に比べて薄くてもよい場合がありますが、一般的には50mm以上が推奨されます。夏見工務店では基礎底断熱でグラスウール換算で50mmを標準としています。

 

これらの数値は一般的な目安であり、実際の建物には建築基準法や省エネ基準などの規制も影響します。また、住宅の性能向上やエネルギー消費の削減を目指すなら、断熱材の量だけでなく、窓やドアの性能向上、気密性の確保など、他の要素も総合的に考慮する必要があります。