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どこまで断熱しましょうか!①

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とかく最近は高気密高断熱というキーワードが世間をにぎわしています。
断熱や気密はずっとやっていることで、普通に考えたいものです。
冬の布団の首回りはヒヤッとします。そこでギュッと隙間を埋めます
これ、気密です。
服を重ねて着るとき、寒さを防ぐのに前のジッパーをしめます。 
これも、気密です。
ダウンジャケットを買って着ます
これ断熱です。
実際に体で体感するとよくわかるんですが、建ものの中にいると
何故か混乱しますよね?
そこに「輻射」「対流」が入ってきます。
輻射はある面が持っている暑さ、寒さが伝わってくる、
対流は空気や水の温度差によって軽さ(重さ)が変わり動いてしまう、
そんな現象が起こります。
人が服を着ているときも同じことは起こっているのですが、
ピッタリとしているので限りなく小さくなっていると思います。
人はすごく敏感にこのようなことを感じています。
服やちゃんとした建物がない太古の昔にいかに身を守るのか、という進化を遂げ
特に寒さには敏感になったようですね。

建ものを断熱・気密することで、この感覚を和らげていきます。
つまり本能的に「安心」や「安らぎ」を持つことができるはずです。

ここが重要で、「安心できる」感覚になるまでの環境、が必要なのです。
つまり、何も危ない!と感じない状態が、必要な断熱の量なのです。
しかし、冷房や暖房をしない!という意味ではありません 。
気候が刻々と変化し晴れや雨、風などもあり、
恒温動物の私たちは暖や涼をとらないと体温が維持できません。

壁が冷たく(熱く)ない、対流の小さいお家を作る 。
断熱でそれはかなえられます!!

でも、もっと断熱しないといけないんです。
どうしてなのでしょう??

続く・・・・・