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パッシブハウスは贅沢?!
パッシブハウスは少し過剰かもしれない。
幾度となく聞いてきました。
そこで今回はパッシブハウスは過剰なのか?について少し話しましょう。
パッシブハウス自体は住まい手の快適性を保ちながら
社会の中で使えるエネルギーの範囲の中で
次世代にもこの自然を残せるようにするには?
という命題がまずあります。
つまり、今、を生きる施主の利益が最大になる(コストパフォーマンスが大きくなる)
といったことではなく
このお家に住まうことで、快適に健康に住むための条件を整えたときに
未来へ「ツケ」を持たせない住まい方に
なるかどうか、という考えです。
先日TVで10年たった原発について詳細なレポートがありました。
命を懸けて廃炉しようとする、projectのリーダーが
「ありとあらゆる可能性と新しい技術で廃炉に向かっています。
私たちの世代では難しいので、次の世代にもお願いする」
といった、やけくそではなく、懇願のようなコメントをされていました。
地球の未来のためにCO2 がひっ迫している中、脱炭素に向かうことは
至極真っ当に理解できます。
ただ、事故を経験した国として、今あるものが活用されるべきかどうかを
もっと「次の世代」に問うてみてはどうでしょう。
親世代の都合でたくさんの「ひずみ」も経験している今の親が、
なぜそのひずみに無関心なままであるのでしょうか?
今住まいを建てる皆様の、大きな関心ごとになってほしいです。
是非、相談に来てください。弊社で建てることは必要ないです。
一軒でもそういった意識になっていくことを命題にしています。