STAFF BLOG

日射取得と日射遮蔽②

_7DA1858
冬には恵みの太陽も夏にはたまらなく大変なものになってしまいます。
暑さをどんどん取り入れてしまうと熱を溜め込む事になります。
保温性の高いお家はどんどん熱を貯めていきます。

これがよくある高性能住宅の誤解でありホントのことなのです。
ちゃんとパッシブデザイン(太陽と自然の仕組みに素直な設計)が出来ていることと
日射遮蔽が計画されていることが条件で夏が快適に過ごせます。
太陽に素直に(真南に大きな窓がある)計画できると、
冬には沢山の日差しが入り、暖房機のように温めてくれます。
夏にも沢山の日差しが入ってしまうので、日射を遮ることが必要です。
南の窓は大きくできていても、遮ることができていないお家を沢山見ます。

真南を向いていれば、庇やバルコニーがよく効きます。窓の高さの3割ほどの長さの
庇であれば、冬には影にはなりません。
真南を向いていない場合や東・西の窓にはゴーヤのグリーンカーテンもいいですね。

冬に助けてくれる窓、夏に助けてくれる庇やゴーヤ。
日射遮蔽もとても大事なことなんです。