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池袋防災館で経験したこと。
今日のNHKの「MEGAQUAKE~長時間振動~」を見て松尾さんに連れて行って頂いた「池袋防災館」をご紹介したいと思います。先日も早朝に緊急地震速報で起こされ。南海トラフ地震か!と驚かされたところですが、明日にでも起こりうる巨大地震についてどれだけ準備ができるのか?ということを身を持って感じました。
池袋防災館は東京消防庁の管轄で運営されており池袋駅より徒歩15分ほど、街の中にいきなり現れます。ビルそのものなので入り口もごく普通ですが、受付を済ませ5階に行くと周りの雰囲気が一変します。それもそのはず、ここでは様々な防災シュミレーションができる施設があり、それらをすべて体験ができるツアーがあり、親子連れや海外の留学生の団体と思われる人たちがワンサカとおられました。
松尾さんがここを目指してきた理由があります。「地震体験コーナー」があるということです。それも東日本大震災の振動波を再現できるのは日本ではこの施設しかなく、実務者として経験しておかないわけにはいかないだろう!と私を誘ってくださったのです。
結果として恐ろしい体験が出来ました。 私自身は阪神大震災の時には大阪の西区の設計事務所で徹夜作業中でペンシルビル(細長いビル)の7階に居り、あまりの振動にパニックになっていました。しかし時間にして約40秒であったらしく、松尾さんと順番待ちの間に目の前で揺れる阪神大震災の振動波を見て、短く感じていました。
さて、私どもの番になり、東日本大震災の振動波を体験しました。もう言葉が出ません。まず長い。圧倒的に時間が長い。約2分の間に2回の大きな揺れがあり、2回目の大きな揺れは机の下にいながらシュミレーションと分かりながらでもパニックになりそうな強い激しい揺れでした。
今日のNHKの番組ではそういった長時間振動の仕組みもしっかり解説されていましたが、 南海トラフ地震で、最悪の状況では10分以上の揺れが続く可能性があるのだそうです。池袋防災館では実際に経験出来るわけでは無い地震の揺れをかなり近い感覚で感じる事ができ、設計や施工に対し深い洞察力を養うことができるとおもいますので、もし、東京に行く予定があるのであれば「池袋防災館」で予約必要ですが、経験されることをおすすめします 。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-ikbskan/index.html