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見えない地盤について・・・・その①

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先日、日経ホームビルダーという住宅建築の業界紙に取材をしていただきました。
お題は「地盤設計と第三者機関での判定を利用するにあたって」
と何だか???なテーマになっています。

住まいを計画するにあたって、皆さんはどういったことを考えるでしょうか?
間取り、デザイン、仕上・・・・たくさん ありますよね?
でもどこを中心に考えたらよいか。。。。

私はどこが中心でもいいと思います。
どうしてもこれ以下はダメだよ!
どうしても守るべきラインはここだよ!
というポイントは工務店や設計者が持てばいいと思っています。
それを守った上で、 どこに住まいの重点を置くのか決めてもらえれば、と思います。

たくさん勉強している中で、ものすごく難しいのが「地盤」です。
目に見える建てもの(上部構造)にたいし地盤は字のごとく支える盤となります。
で、そんな大事なのに見えない「地盤」どうしても気になります
今回そんな疑問を「ソイルペディア」さんという
地盤の専門会社にいろいろ相談し、調べて調べて調べつくしました。
第三者機関というのはソイルペディアさんのことです
http://www.soilpedia.co.jp/

地盤がどうなってるのかは通常は地盤補強を仕事にしている業者さんに
判定するための試験をしてもらいます。それをスウェーデンサウンディング試験といいます
その結果から地盤補強するのですが、その時の判定にはいろいろな考えがあります。
基本としては国の基準としてJISで規格されていますが、どれくらいが安全か、
どういった配置が最良かは、地盤補強会社に一任する場合が多いです。
構造設計によって計画される場合もありますが、一般的な住まいの場合はほとんどありません。

つまり、ある一定の基準はありますが、どの補強会社、どの補強方法を利用するかによって
その会社・工法による判断になってしまうことが多いのです。
そこで、補強会社とは別に、判定・計画を専門にして、補強計画を考え、
補強方法を決めて一番その方法の長所を伸ばすような計画をする・・・
どうしても見えない地盤には必要なことと思っていました。

今回、お施主様のご厚意で、そのチャンスに恵まれ、ソイルペディアさんと
コラボできることになりました。その記念すべき最初の物件を取材いただいたというわけです
どうしても守るべきラインはどこか?地盤でも大きく進みます!!